海外FX業者の魅力について考える

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Twitterを始めてから海外FX業者誘導系のアカウントにフォローされるようになった。色々と興味を持って調べてみたところ、素晴らしい魅力が沢山あることを発見したのでお伝えしたい。海外FXのアフィリエイトでバリバリ稼げる記事を目指して書いてみよう。

魅力1:幅広スプレッドで歯ごたえのあるトレードが味わえる

FXをゲームとして例えるなら、スプレッドは難易度設定と同じだ。日本国内業者のスプレッドがイージーモードだとするなら、海外業者はハードモードである。例えばドル円10万通貨で取引した場合、スプレッドが0.3pip違えば売買するたびに300円のコスト差が生まれる。取引を1,000回繰り返せば30万円も余計な売買コストを負担することになる。当然、スプレッド差が広がればその分コスト差も拡大する。

また、アフィリエイトリンクを踏んで口座開設すると、そのユーザーがトレードする度に広告掲載者に紹介報酬が支払われるという海外業者独特の仕組みがある。この報酬の原資は余計なスプレッドとしてトレーダーが負担する仕掛けになっている(例えば、元々0.5pipsのスプレッドに0.1pip分の広告料が上乗せされ0.6pipsで取引することになる)。詳しくは”海外FX IB”で調べて欲しい。広告掲載者の利益がトレーダーの損失になるというハッキリした利益相反が存在しているのだが「騙したな!」と怒ってはいけない。その人はFXというゲームでベリーハード設定を提供している心優しい人なのだ。

FXをマネーゲームと呼ぶ人もいる。簡単なゲームじゃつまらないという人には海外業者がオススメだ。狭いスプレッドでトレードする軟弱者との違いを見せつけてやろう。なお、私はゲームが苦手なので国内業者を使わせて貰う。

魅力2:通信遅延で世界との繋がりを体感できる

海外業者の取引サーバーは基本的に日本国外に存在する(日本国内にサーバーを置いている業者もあるかもしれないが、私は知らない)。サーバーとの通信時間というのはあまり意識されないかも知れないが、細かい値動きを狙った取引をする場合は重要だ。あるツールを使ってms(ミリセカンド、1000分の1秒)単位でサーバーとの通信時間(ping応答速度)をグラフ化してみた。測定元は私の所在地(日本国内)で、環境は光回線。

左上は参考のためにtwitter.comを示した。左下が某海外業者のサーバーで、右2つは比較のために国内業者を載せてある。字が小さいのだが、Avgが平均値を示しており、国内業者が3msであるのに対して海外業者は200msを超えている。これはサーバーの位置が物理的に遠いために発生していると判断できる。(twitterは世界各地にサーバーを置いているので、日本からアクセスしても応答が速い。)

ping差は往復の数値なので、これが200ms以上あるということは通信だけで余計な時間が往復0.2秒以上必要になるということだ。つまり、業者側が配信したレートは片道0.1秒遅延して日本在住ユーザーに届くということになり、それに反応して客が出した注文は更に0.1秒遅延して業者に届くことになる。スキャルピングのような細かい値動きを狙う人には非常に不利な取引環境だと言える。(自動売買なら業者サーバーと距離の近いVPSを借りることで通信遅延の問題は軽減することができる。)なお、これは通信時間だけなので、業者サーバーでの処理時間は別途考える必要がある。

オンラインゲームの経験者なら分かると思うが、200ms以上のpingというのはラグが酷くてプレイに支障をきたすような状態だ。画面がカクカク動いてまともな試合にならないのだが、世界の裏側と繋がっていると思えばグローバルなフィーリングでポジティブにアンダースタンドすることがポッシブルかもしれない。なお、私はゲームを有利に戦いたいので国内業者を使わせてもらう。

魅力3:誰が確認したか分からないNDDがミステリアスで素敵

海外ではNDDを採用していると説明しているFX業者の比率が高いのだが、その理由は幾つか考えられる。【1】ホワイトラベル(後で説明)の提供元がNDDだと言っているので、自社もNDDと説明している。【2】NDDと言っておけばスプレッドが広くても、スリッページが発生しても、約定拒否が発生しても、インターバンクのせいだと言って逃げられる一方、DD業者は悪い呑み業者というイメージを使って広告が打てる。【3】NDDが良いと思って、本当にNDDを採用している。

【1】のホワイトラベル(以下、WL)というのは、事業運営の骨格を貸し出して、貸出先から手数料を得るというビジネスモデルである。金融商品取引業者をゼロから立ち上げようとした場合、トレードツール、約定決済システム、顧客管理システムなど表から裏まで様々なシステム開発費用と期間が必要になるのだが、WLと契約すればその負担が軽減される。「白いラベル」という意味のWLは、利用する企業が独自のサービス名(ラベル)をつけて運営することが出来るということだ。胴元となる業者がラーメン屋を開業したい人にスープと麺と食器を提供し、好きな屋号と看板を付けて営業させて、代わりに手数料を受け取るような仕組みである。以前は、日本のFX会社でも他社のWLとして運営していたところがあった(今は知らない)。WLの提供元がNDDだと言っていれば、それを利用する会社もNDDだと言って宣伝するだろう。しかし、本当にそれは正当なNDDなのだろうか。

【2】は【1】に関連しているのだが「NDDはインターバンク直結なのでスプレッドが広くても仕方ない」という言い訳めいた説明を見ることがある。本当にNDDならば、確かにスプレッドを狭くするのは難しい。ただし、その業者が本当にNDDだということは誰かが時々確認しているのか、大きな疑問が残る。過去には、NDDと言いながらカバー先の子会社でDDモデルを使って利益を稼ぎ、その金を親会社に還流していた大手FX会社が米国で処分を受けている。(そもそもNDDは本当に客のためなのかというのは、別の記事で詳しく書いたので興味があればお読み頂きたい。)

日本人を対象に営業を行っている海外FX会社は金融規制の緩い国でライセンス登録していることが多い。そのうちの一つがセーシェル共和国だ。セーシェルは2018年の調査で人口約96,762人リンク先:外務省)で、日本で言えば岩手県花巻市や福岡県宗像市ぐらいの人口規模である。主な産業は観光業、漁業、農業とのことだ。きっと観光で行けば素敵な体験が出来るだろう。しかし、セーシェルという国自体を悪く言うつもりはないが、いくら何でもこの国の行政機関に十分な金融検査能力があるとは思えない。セーシェルの金融監督機関(FSA)の建物はこんな様子である。NDDだと宣伝している業者が適切にNDDを運用しているのか、個人で調べるのは難しく、行政機関の力が必要だ。セーシェルがどういった金融機関の検査体制なのか、海外FXユーザーの皆様はご存知なのだろうか。

最後の【3】だが、NDDだと言っている海外業者のうち、どれだけがNDDを正当に運用しているのか筆者には分からない。しかし、セーシェルやバヌアツなどの小国でライセンスを取得する業者が「公平性や透明性」のためにNDDを採用するという理屈は全く理解できない。そんなに公平性や透明性が大事なら、まともな国で免許を取って運営すればいいはずだ。厳しい監督機関に隅々まで調べて貰えば良いではないか。法令遵守意識の低い業者が「公平性や透明性」のために「NDD」を採用するというのは最高の皮肉だ。

日本やアメリカなら、当局による金融機関の検査というのは本当に厳しいもので、時には検査官が事前通告無しに乗り込んできて会社の資料を調べることがある。その際、顧客の取引記録などを開示出来なければならないし、不正が発見されれば行政処分を受ける可能性がある。セーシェルはどうなのだろうか。NDDという看板を掲げながら裏で不正なレート操作や約定処理などしていないか、当局はチェックしているのだろうか。

いや「それでも自分は海外業者のNDDが良い」という人もいるだろう。素晴らしい勇気を讃えたい。なお、私にはそんな勇気はないのでおとなしく国内業者を使わせてもらう。

その他の魅力:レバレッジ、ゼロカット、税制、出金、個人情報

既に記事が長くなったのでここから先は簡単にまとめる。海外FXは税制面で不利だし、出金トラブルが起きることがある。また、個人情報に関する法整備がない国なら、個人情報が何処に流れるか分からない。顧客資金の分別管理(信託銀行)も怪しいところが多い。信託銀行が開示出来ないというのは一体どういう冗談なのだろう

中には「日本人スタッフがいるから安心」みたいなことが書いてある紹介記事もあるのだが、一度立ち止まって冷静に考えて欲しい。その日本人は「無登録の海外FX業者が日本人を対象に営業することが違法であると知りつつ働いている人間」だ。日本語の苦手な外国人が不注意で法を犯しているのではなく、意図的に違法営業に加わっているのだ。なぜそういう人がいる組織に貴方の大事な金と個人情報を渡すのだろうか。何か深刻なトラブルが起きたら現地まで行って裁判するのだろうか。

レバレッジに関しては議論の余地があるかも知れない。これについては業者の実態がNDDではなく呑み業者であるという可能性を考えれば色々と推測することができる。本当にNDDなら収益源は毎トレードごとの手数料(マークアップ = スプレッド上乗せ分に限定されるので、客にはトレードを繰り返してこまめに手数料を落としてもらうことが企業としてもメリットがあるはずだ。レバレッジは低めにして、息の長い客になってもらう方が得策だ。それなのに、なぜハイレバレッジで一発勝負が仕掛けられる仕組みになっているのだろう。客が退場したら、それ以上手数料が落ちてこなくなる。わざわざ手間暇と広告費をかけて客を確保したのに勿体ないではないか。結局、ハイレバレッジを認めているのは、大勝負して負けてくれた方が業者にとって得になるからだろう。それならば業者の運営実態はNDDと真逆の呑み業者なのではないかと疑いたくなる。(レバレッジが高いほうが退場の確率が高くなるのだが、詳しくは「バルサラの破産確率」などで調べて頂きたい。)

また、ゼロカット(顧客の残高が赤字にならない制度。海外業者の一部が採用している。英語圏では negative balance protection の方が一般的か)に関しては好意的に受け止める人が多いかもしれない。レート急変時に自動損切りが間に合わず、赤字残高になる危険を防ぐことが出来るからだ。しかし、これもよく考えてみれば、仮に赤字残高が生じた時、セーシェルやバヌアツの会社が日本在住者を相手に資金回収するのは手間とコストの面で割りに合わない。日本の法律を無視している会社が、支払いを渋った日本人顧客を相手に日本の裁判所で裁判を起こすのだろうか。そうではなく、最初から回収する意図がないから放棄しているに過ぎないのではないか。ゼロカットを設定しておけば、客はより積極的にリスクの高い取引に挑戦するし、派手に負けてくれれば業者の利益になる。顧客サービスのためというより、業者の利益のために設定しているのが実情だろう。

まとめ

以上、私が調べた限り、海外FX業者で勝つのは難易度が高そうだ。しかし、世の中には難解なゲームを好む人がいる。ぜひ頑張ってもらいたい。幸運を祈る。なお、私は弱小ゲーマーなので国内業者を使わせてもらう。(国内業者を無批判に褒める意図は無い。国内業者に関しては別の記事を書く予定。)

私にアフィリエイト記事を書いて欲しい海外業者の方は、いつでも気軽にご連絡頂きたい

追記:(2021年4月5日)セーシェルのFSAについて誤りがあったので訂正した。

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