ブッダは「好き」と「愛してる」の違いを語ったか

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またコイツは何かに噛み付いてるのかと思われそうだが、Twitterを見ていたら強い違和感を覚えるツイートを目にしたので記事を書いてみる。

「好き」と「愛してる」の違いって何だと思う?

「好き」と「愛してる」を比較した議論で、ブッダがこの違いを答えたという内容だ。このツイートの引用元である仏教の経典を知っている人がいれば是非とも教えてほしい。私にはこのツイートの内容が本当だとは思えない。なぜかといえば、一般的に仏教において「愛」は執着に繋がる煩悩の一つであり、避けるべきものだとされているからだ。

現代日本では「愛」というものが肯定される場面が多いのだが、一般的に仏教において「愛」は対象への執着を引き起こすものとして否定的に捉えられている。例えば物や人を愛したりすると、その人が自分の期待通りに動かなかったりすると憎しみや苛立ちを抱いてしまう。あるいは、それが無くなった場合には悲しんだり苦しむことになる。

この議論がキリスト教由来だというツイートなら気に留めなかっただろうが、ブッダが愛を肯定的に説くということは考えづらい。私自身は仏教徒ではないし、間違ったことを書いてはいけないので仏教の教義に関する深入りは避けることにする。必要であれば「仏教 愛」などで調べて頂きたい。

念の為書いておくが、この記事には「愛」とか「感謝」を否定する意図はない。他のブッダの言葉と大きく矛盾するため、ブッダがこのような形で愛を肯定的に語ったとは信じられない、ということを言っておきたいだけだ。このツイートが4万回以上もリツイートされているのは恐ろしい。

2019年のツイートを無断流用

私と同じ様に疑問を持った人が過去に精査しており、“ブッダは「愛」と「好き」の違いを説いたのか、バーナード・ショーかく語りき”というブログ記事に詳細が書かれていた。この記事は2019年に公開されたものだが、この時点では別の人が書いたツイートが引用されている。

2019年のツイートでは出典が不明なことをツイート主が明らかにしている。調査したブログ記事によると、不確かだが大元の出典はイギリスの劇作家バーナード・ショーの可能性があるとのこと。かなり詳しく調べた記事なので、興味がある人は目を通してみて欲しい。

2021年のツイートはこれを無断流用した、いわゆるパクツイなのだろう。多少言い回しを変えてあるが基本的には同じだ。「愛と感謝の大切さを教える素敵なツイートに対して細かい文句言うな」という人もいるかも知れないが、嘘を広めては駄目だ。しかもパクリだ。

恐らく2019年のツイート主には悪気はなかったのだと思うが、2021年のツイート主は「SNS運用術」「副業」「速攻10万円稼いだ方法」などがアカウント情報に書いてあって、何とも言えない気分になった。

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